⑤ ワイルドなオンボロやろうども

 こいつらには慈しみという感情は似合わない。どうでもいいやつらだが、なんとなくそのまま部屋に放置していたら、だんだんヌシみたいになってきた。

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 三年前からこの顔が、わたしの机の方に向いたままになっていたので気になっていた。先日部屋の片付けをするまでは、ほとんど荷物の山に囲まれ、顔だけ突き出た状態だった。こうして久々に眺めてみると、明らかにこれは粗大ゴミか小学生のへたくそな工作の感が否めない。

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 これは太鼓たたき猫なのである。腕の下に大太鼓を置いて、足でペダルを踏むと手で太鼓を叩く。位置をきちんと調節すると、ちゃんとしたバスドラミングをしてくれるが、猫パンチみたいに叩くので、ちょっと恐い。

 大太鼓はあまりに邪魔なので物置に移動した。しかしこいつは部屋に隠しておくしかない。猫は祟るといわてれるので、綺麗に作り直す必要がある。

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     いい加減すぎる作り方なんだにゃん

 

 次は前回冒頭で紹介した姫の相方である。知人には三角おじさんと言われた。姫とのペアで九年前に作ったもので、姫を持ち上げるのがこいつの役目だ。バレエでよく見るアレである。

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なぜ下半身がこんななのかというと、安定しなおかつ素早く動けるからで、まさにカニのごとくである。 

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 こういう金剛様がいたら、どんなものだろうか。

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  これは役に立つのか立たないのか、よく分からないものになってしまった。どうでもいいといえばホントにどうでもいいものだ。しかし美しいのだ、とわたしの美意識が妙にこだわってしまうので、後日くわしく説明したい。

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