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⑫ イチジクを狙う鳥との戦い

 玄関前にあるイチジクの木は、六月下旬から七月上旬くらいの間に、その年の最初の収穫があります。この時期の実は特に、『花イチジク』と呼ばれ、『イチジクの木に花がついた』なんて言います。大きめですが、沢山は生りません。

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 よく熟れたイチジクは、そのまんまスイーツのように食べられます。べとつかないジャムとでも表現しましょうか。口の中でとろける感じです。

f:id:phorton:20160713210248j:plain これは11センチ

 しかしイチジクは収穫が難しいのです。なぜなら天敵がいるからです。それは鳥です。

 イチジクが食べられる状態になってきたなと思うと、翌日にはもう鳥に先を越されています。熟れていないときのイチジクは、まだパサパサしてますが、その状態のときでさえヤラれてしまうことが多いです。ですから熟れ切ったイチジクを収穫するには鳥との戦いに勝たねばなりません。

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 そのための秘密兵器がこれ。紙パックです。安上がりで廃品利用にもなるので、毎年使ってます。園芸店で専用のネットが売ってると思いますが、鳥と戦うためにお金をかけるのがシャクなので、タダで済ませられれば、それだけで勝った気分になれます。

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両端に穴を開けて、園芸用の針金を通します。

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このように実に被せます。このとき針金が実の先端に引っ掛からないように注意します。 実の根元をちょっとかじられてますが、まあ見本ということで。

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 パックの上部をできるだけ閉じるようにして針金で枝に縛り付けます。しっかり閉じて縛らないと、隙間から齧られます。

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 これは500ccの容器ですが、開いている方から首を突っ込んで齧られるようなら、一リットルの容器を長めに切って使います。

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 網と違い、風の抜けが良くないので、何日もこのままにしておくと、腐ったみたいになってしまうので、注意する必要がありますが、でもこの蒸し暑い時期のイチジクは多少熟れ過ぎても味は悪くありません。

 夏の終わりから初秋の収穫期にはたくさん生りますが、実はやや熟れすぎのかんじで、味が劣化しやすいです。

 梅雨時 → 少ししか生らないが大きい。 瑞々しい香りが強い。

 夏の終わり、初秋 → たくさん生るが大きくない。 香りより熟度が強い。

 地域や品種による違いがあるのかもしれませんが、うちの庭のはこんなかんじです。

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 一本だけ枝ごと切って、花瓶にさしてみました。このまま実が熟れてくれば、鳥との戦いも楽になります。紙パックを付けるのもめんどくさいのです。特に枝の高いところは付ける気になりません。

 それにイチジクの葉は腕を擦ると、痛痒くなるので、半そでのまま作業をしてしまうわたしとしては、しなくても済むのであれば、楽をしたいのです。長袖を着ればすむことですが、暑いから嫌です。それに着替えるのもめんどくさい。

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 三日後、朝になったらイチジクが枝から落ちてました。もう食べていいよという事ですね。味は糖度が低い感じでしたが、まあ普通に食べられました。でもやっぱり微妙でした。日光に当てないことが問題だったかもしれません。

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 いま気づきましたが、パックの側面に小さな穴をポツポツ開ければ、空気の抜けが多少は良くなるかもしれませんね。